二年前の夏休み、残りところあと二日。
「あっ、自由工作やってない…」と息子が何の危機感もなく呟きました。
「なにやってんだおまえは! もう夏休み終わりだぞっ!」と罵りながらも、頭の中では何を作らせるべきか、いや私が何を作ればいいのか、珍しく思考回路がフル回転していました。のんびり屋の息子に任せていては、行き当たりばったりの中途半端なものしか出来ないと踏んだ私は、「よし、ロボットだ! ロボット作るぞ!」と、強制的に息子の尻を叩き、早速材料集めを始めました。
もちろん設計図も何もナシで、それこそ行き当たりばったりに作り始めたものの、寄せ集めたガラクタが適材適所で実にピッタシはまり、意外なことに、かなりスムースにそれなりの体裁になってしまいました。
どうしても、やはりこういうものを作っていると童心に帰るのか、息子より自分の方が夢中になってしまうのですね。
【材料】
●帽子…プリンカップ ●頭…280ml入りペットボトル ●目…虫ピン ●ボディ…洗剤の空き箱 ●メーター類…ペットボトル・キャップのTEリング ●股の部分…フィルムケース、爪楊枝、荷物用の取っ手 ●手…ゴムホース ●脚…鉄製の棒芯、ロール・トレペの芯、糸巻き、板 ●ウィング…木片
【接着・塗装】
万能ボンド、針金、ビニルテープ、ハレバネ、シルバーのラッカー、アクリル絵の具
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